2022/03/05
【番外】あの有名になったアパート転落事件の同型物件を工事します！
今回は皆様もニュースでご存じの、八王子アパート鉄骨階段転落死事件の同施工会社の瑕疵物件の補修工事を２件行います。
1件目は厚木市にありますが、そちらは鉄骨階段の組み直しで解決しましたが、
もう1件の八王子のアパートはそうも行きません。
想像を絶するほどのずさんな工事で、事件のあったアパート同様に木造の踊り場に
鉄骨階段を支えており、踊り場は重さに耐えられずしなり曲がって、いつ倒れてもおかしくない状況でした。その他にも、入居者様がいつも通る開放廊下を支える柱が、防水の施工不良により水が廻り柱が腐り開放廊下がいつ抜け落ちるかわからな状況でした。
まずは入居者様の安全確保の為、退避を相談しましたが、各自生活もあり、
最小の退避期間にするべく、開放廊下及び鉄骨階段の倒壊を避ける足場工事を行いました。
実際、工事スタートするまでが本当に大変でした。。。。
入居者様のケア、瑕疵物件の認定を取る為の保険会社との立会い・交渉、八王子市役所建築指導課による立会い、施工業者を立件する為に警視庁の刑事さん及び鑑識の方による立会い、改修工事をする際に必要な構造計算書を作成する設計士さん、その他多数の工事会社による調査。。。。
本当にたくさんの人が関わり、統括している私も感謝しかありませんでした。
下記写真はまだ調査している去年の春先の画像です。
ほぼほぼ、1年がかりの工事になってます。
まずは調査段階の画像をお見せします。
※場所の特定を避ける為、外観画像はお見せ出来ません。
続報はこの先、パート２、パート３をお送りします。
ｻｲﾃﾞｨﾝ開けるとこの状況（ｽｯｶｽｶ）
触れればボロボロと取れる
全ての柱がこの状況です
手摺壁もグラグラでこの後緊急親綱処置
問題の鉄骨階段
木造の台座に階段を置き控え１本土間打ち
鉄骨階段を支えられない踊り場
ﾆｭｰｽになった木造に階段をビス２本で止めてる
３F廊下、側溝なく柱に水が廻り画像１になる
考えられない防水施工処理（そりゃ落ちる）
